Blog

2022-03-19 15:30:00

為替相場が日本不動産投資に与える影響とは?

みなさま、こんにちは。

 

国際情勢を注視しています。

時代の歴史的な転換点です。

 

一日も早く平和な暮らしになるよう、強く願っています。 

ーーーーーーーー

最近、台湾や香港など海外の不動産会社の方に話を聞くと、日本不動産購入の問い合わせが増えているようです。

 

購入理由は、「資産の世界分散」です。

 

そして、もう一つの購入を後押しする理由があります。

 

それは「為替相場」です。

 

今回は、この為替相場についてご紹介をしようと思います。

 

ーーーーーーーー

 

海外投資家が日本に国際取引をする際に重要な要素である、為替相場。

 

例として、アメリカドルと日本円の比較チャートです。

 

チャート画像

 

2013年には1ドル80円程度だったのが、最近は1ドル110~120円程度です。

 

つまり、円安が進んでいます

 

略さずにいうと「円安・ドル高」といいます。ドルの価値が上がって、円の価値が安くなる。

 

例えば、円安では、海外旅行に行く際に、同じ100円でも、交換できる外貨が少なくなってしまいます。

 

海外のモノやサービスが高くなります

 

海外で買い物するときは、円安だと少し損した気持ちになりますよね。

ーーーーーー

 

では、この円安の状況を、視点を変えて海外から見るとどうでしょうか?

 

海外投資家には「日本円の価値が下がっている」ので、「安く日本不動産」が購入できます

 

つまり、日本人が海外に行くときに割高になるのと、逆のことが起きるのです。

 

2013年には1ドル80円だったのが、最近は120円程度になるということは、

 

同じ不動産を購入するのでも、最大50%の差が生じます。

 

これは、海外投資家が日本不動産を購入するには、非常に有利な状況を意味しています。

 

ーーーーーー

今後、国際情勢を受けて、円相場がどのように動くのか?

 

為替相場予測をここでは書きませんが、円安が進んでいるのは事実です。

 

コロナによる渡航制限がなくなれば、為替レートの関係もあり、一斉に海外投資家は購入に動くのでは?と考えています。

 

日本の不動産市況に大きな影響を与えるでしょう。 

 

そして、国際情勢を踏まえ、日本不動産を求める海外投資家も増えると予想しており、影響を注視したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

2022-02-21 06:00:00

日本不動産は割安か?

みなさん、こんにちは!

 

今回はセミナーで紹介した内容のうち、反響の高かったテーマ 

 

「日本不動産は割安か?という点について、ご紹介したいと思います!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

さて、海外投資家とお話する際、「なんで日本不動産を購入するのですか?」とよく質問しています

 

回答は様々あります。

 

・日本に親しみ。

 

・日本は割安に感じる

 

・投資目的

 

・国外に資産を分散させたい。

 

・為替相場

 

などなどです。

  

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

マスコミ記事を見ていると、バブル期を何かと比較対象にすることケースが多いと思います。

 

例えば、株価にしても、バブル期1989年の日経平均最高値38,915円と比べてどうか?」

 

マンション販売価格にしても、「バブル期以降、過去最高を記録した」

 

日本経済絶頂期の1990年頃。Japan as No.1の頃との比較。

 

これはこれで一つの比較対象としてはよいと思うのですが、海外に目を向けると、どうでしょうか?

 

これが今日のメインのお話です。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

2つの表を用意してみました。東京オリンピック前と、東京オリンピック後という意味合いです。

 

東京を100として各都市の不動産金額と比べています。場所は東京港区のような高級地域を対象にしています。

 

まず、2013年の不動産市況のデータです。

 

2013世界都市高級住宅価格(売買金額)

                                        (出所:日本不動産研究所 1回 国際不動産賃料指数)

 

 

2013年というと、日経平均7000円~8,000円のどん底の時から、アベノミクスが始まり、株価が上向いてきたときです。

 

不動産市況にしても、東京オリンピックに向けて上昇する初期の段階です。

 

この時点でも、東京の一等地は、すでにシンガポールや香港、台北などに比べ割安でした。

 

意外でしょうか!?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

続いて、こちらは2021年です。

 

2021年世界都市高級住宅価格(売買金額

                                         (出所:日本不動産研究所 16回 国際不動産賃料指数)

 

2021年は、東京オリンピックにより不動産相場が上がった後です。

 

「最近は不動産が値上がりしていて、都心部は簡単には買えない」

 

都心部のマンションは、バブル期並みに高すぎる・・」などの声もあり、

 

東京は不動産金額が非常に高騰したといわれています。

 

ですが、依然として、海外主要都市に比べ割安なのです。

  

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

二つの資料をご覧頂き、いかが感じたでしょうか?

 

「これは、データのとり方が偏っているんでしょう?そんなわけないじゃん!」と私も最初は思いました。

  

ですが、実際に海外投資家にお話を聞くと、ほぼ皆さん同じように言うのです。

 

「日本不動産は割安に感じる」と。

 

「逆に割高だ」という方は見たことがありません。

 

「この品質、この立地が、この金額で買える。」

 

「しかも金利も安い(タダみたいな金利だという方もいます)」と。

 

これが世界の中の現実なんですね。。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

さてさて、これを見てどう思うか?

 

その方の心次第です。

 

10年先、20年先、30年先どうなるのか。

 

「大局的な視野」が必要だと思っています。

1